目に見えないものを信じるか否か。


最近、読書欲が沸々と。
でも、手始めに読んだのは本ではなく漫画。


子供の頃から、妖怪だとか妖精だとか、小人だとか、宇宙人だとか、
魔女だとかの、まぁ、一般的にはおとぎ話だといわれる類のものが好きで
まだ5つくらいの頃は、同世代の女の子がりかちゃん人形はたまた、
シルバニアファミリーでお人形ごっこに勤しんでいた頃。
私はというと、当時アニメの「悪魔くん」の熱狂的なファンで、
ふろしきをマントにして、オカリナをひたすら吹き続ける、
若しくは、来るキョンシーの来襲に向け、日夜「長時間息を止める」という
練習をしていたような。


そして、その頃、あまり大きな声じゃ言えないけど私は魔女だ。
と本気で信じてたものでした。


そんな事はさておき、そういう幼少期を過ごした所為もあってかなかってか、
そういったおとぎ話的なもの、信じがたい事象に物凄く興味をいだくようになり、
高校の頃の、英語コミニュケーションの授業の時間で出された課題、
「外国人に紹介する日本の文化」と云うお題に「妖怪」を取り上げ、
座敷童子だの、あかなめだのを私の画伯的イラストを添え発表するまでに。


今回読んだこの本(漫画)は、彼の有名な水木しげる大先生のもので。
内容的には、奇人とも云われた人々の一生を描いたもの。

スウェーデンボルク
天才と呼ばれ機械工学、天文学、解剖学等に精通。
「霊界日記」なる書を残す。
ある日を境に、自由に行き来をする事が可能になった霊界の旅日記の著者。

・ミラレパ
数奇な運命により虐げられ、黒魔術によって復讐をとげる。
罪悪感に苛まれ、有名なラマの下で数々の苦行に耐える。
ついに空までも飛べるようになったそう。

・マカンダル
ブードゥー教のオウンガン(神官)
アフリカから強制的に奴隷として働かされており、農場主(とその近しい白人)
を毒殺し何百といる奴隷仲間を解放しようと試みる。

明恵
ユング登場以前は夢はあまり信用をされるものではなかったそう。
そのユングの八百年程前から夢の意味するものに興味を持ち、19歳から
「夢記」なる夢日記をつけていたそう。




そんな、興味深い信じる信じないは読み手次第な4人の人生、思想の話。