死神の精度。

しつこ過ぎるアプローチ、かなり悪質で、ほとんど嫌がらせとしか思えなかった。
そんなゴタゴタ、ドロドロした愛憎劇がようやく終焉した模様。

事態が悪化すればするほど、意外と精神的にくるもので、ここ何日かは正直夜も眠れなかったり、とあまり気にしない事で有名な私でさえ、ちょっときつかった。


本当に本当にこれで終わればいいと思う。
ようやく平穏に過ごせそう。


思えば付き合い始めてから彼女が出現するまでには、そんな時間はかかっていなかったと思う。
つまり、私たちが付き合ってから約一年はその厄介な出来事に巻き込まれていたわけで。
二人に険悪なムードが流れるのは原因はいつも其れだった。

平たく言えば其れがなければ其れが無かったら別に嫌な思いもする必要も無かったって事で。


でも、この事があったから、見えた事とか深まった事があった様な気もする。
物凄くポジティブに考えたらだけれども。


もうこの件に関しては、二人の話題にも上らないだろうし、私も思い出したくも無い。


物凄く客観的に見て同じ女として同情をしてしまう部分も正直あったりする。


そう思って行き着く場所は結局、私は幸せだなと。
好きな人と色んな事や思いを共有できているのは、とてもうれしい。


ま、取り合えず、今日は久々にゆっくり安心して眠れた。
悪夢にも魘されず。