社交的、面倒臭がりが偶に傷。

髪を切った。

美容室で髪を切られてる時、私は困る。

手渡された雑誌は明らかに検討違いで、
初対面の人間と当たり障りの無い話を、
一時間ないし二時間も持続させるまでの会話力など装備しておらず。
困り果てた挙句、私は無言で見続ける。鏡越しに、動きを、手を、その表情を。

自分が美容師なら甚だ対応を渋ってしまう客に分類されるであろう。

状況を打破するには現状を充分に把握しなくてはならない。