月夜と乙女思考。
残業。残業。
最近、残業が続く。
まぁ、いいや、それも残すことあと5日。
喜ぶなかれ、次の仕事は未だ見つからぬまま。
一応、一社は書類選考待ち。
決まったらいいのにな。
でも、結局は経験だとかそういったものが重視されるだろうから、
期待するなかれ。
会社の人みんなに「じぃは良く頑張ったよな、あんな環境で。。。」
と労を労われるが自分でもこれだけ根性があったとは思わなかった。
とりあえずこの先はどんな仕事でもどんな環境でもきっとやっていけそうな
そんな気がする。
昼休みだとか、帰りだとかにいろんな営業さんがわざわざ「じぃ飯行こう」だとか、
「じぃ帰るぞ」だとか「煙草行かへん?」とか声を掛けてくれる。
下らない話をしたり、入った頃に比べたら相当成長しただとかそういった話を
みんな懐かしそうにしてくれる。
そういうのが有り難い。
新しい環境に飛び込むのは好きだけど、
新しい環境に飛び込むってことは、今までの毎日にさよならをするようなもんだしな
と感傷的に歩いていると、
限りなく無いに等しい下弦の月。
細い線が、描く光る曲線。
収めたい衝動に駆られるも、なんだか逆に勿体無かったので、
カメラはしまった。
細い線に憧れて、やはりこの醜い脂肪はそろそろ削ぎ落とさなければ。
数え切れない位、在り来たりの決意。