鳥のたまご以外たまご。

鳥のたまご以外のたまご、いくら、明太子、数の子とかを食べると、喉とか唇、口の中がヒリヒリして痒くなるという不思議な現象に見舞われる。
アレルギー診断をされたわけじゃないからアレルギーか定かではないが、きっと限り無くアレルギー(軽度)に近いと勝手に認識してる。


鳥の卵以外の卵アレルギーに自覚し始めたのが、中学生の頃北海道で海鮮いくら丼を食べた時だ。
食べ始めたら唇が腫れだし、喉は何かが詰まったみたいな感じで息苦しいし、いくらが触れたであろう口→胃までの粘膜付近が痒くて仕方がない。
体の内側のかゆみだから掻くわけにもいかず、魚の卵はやべぇ、と本能が悟った。



それからは、魚類の卵は執拗に拒んできた。
一度、居酒屋のつきだしの料理に数の子みたいなのが入ってて、気付かずに食し、いくら丼の悪夢が再来し、その飲み会は一言も話さず、料理も食べれずだった。
居酒屋の暗さじゃ、小さな卵が見えにくい。それからは、居酒屋でも細心の注意を払い鳥の卵以外の卵は口にしていなかった。



昨日の誕生会の席で久々に魚類の卵攻撃を受けた。
コース料理の『メンタイポテト包み揚げ』を春巻きと間違えて食べてしまった。
見た目はほんとに春巻きだったのだ。
一口目では何も感じず、二口目で喉に違和感を感じる。
誰かが『これ明太子入ってるって』と言った、やっぱりなと思う。それからは、いくら丼の悪夢少し軽いバージョンで若干テンションが下がる。
うがいを何度もして、水飲んでみる。
食べた量も少なかったせいか、かゆみはおもったよりも早くひいた。


次の料理が出てきた。明太子スパゲティ、ってこの店は私をS・A・T・S・U・G・A・Iする気か!と本気で思った。
お店の人に事情を話すと違うパスタを持ってきてくれた。
いい店だよ、ありがとう。



それから、家に帰って寝ようとしたら、痒さが襲撃してきて、結局朝四時まで、体の内側の痒さと戦っていた。全く、鳥の卵以外の卵の恐ろしさといったら半端ない。