Another turning point, A fork stuck in the road

電車が止まった。


本来、帰宅するはずだった時間が30分くらい遅れた。
帰りは四ツ橋線を使うのに、今日は何故か御堂筋を使った。
いつも発車時間になるとすんなり閉まる御堂筋線のドアが2回開いて、2回目のほんとドアが閉まる寸前で電車に乗った。


帰宅ラッシュで、満員状態。
次の本町に着いて暫くしても電車が出ない。
電車が止まった。
車が炎上してその煙が、地下鉄内の線路に入り込んだそう。
かみながらも、駅員が一生懸命説明する。
消火し終えないと電車が発進出来ないと。



アナウンスによると隣の駅は四ツ橋線の肥後橋だ。
丁度、彼氏も大国町で足止めをくらっていた。
車内はひどい満員。なら、四ツ橋線でもいいじゃん。
駅員に聞いた、「肥後橋って遠いですか?」「ここ上がって、左に真っ直ぐ行ったら着来ますよ、遠くはないです」
なら話が早い。四ツ橋線で大国町へ行こう。


自慢じゃないが、私はもっぱら方向音痴だ。
階段を上がった瞬間、どこへ行っていいのか分からなかったが、周りの人の群れの行く方向に歩いた。
そして、結構歩いた。
人の群れは、延々と続いてた。追い越しても、追い越しても人の群れは続く。
近くないぢゃん。。。とか思っていたら、いつの間にやらそこは北新地だった。
梅田じゃん。
どうやら、みんな大阪駅方面に歩いていたらしい。
「人に流されない」これからの教訓にしよう。



そんな事を考えながら、外は寒いのに急ぎ足のせで汗をかきながら、駅を目指して歩いていたら、彼氏の電車が動いたそうな。
。。。こりゃ、満員電車の中でひたすら我慢してた方が、早かった模様。

一気に疲れが増した。比例して暑さも増す。
今日は木曜だぜ、明日も朝早いのに、折角早く仕事終わったのに今から帰ったら結局いつもと同じじゃん。
さっきの電車に乗れなくて梅田で電車が止まったのを知ってたらわざわざこんな歩かなくてよかったのに。
なんか、考える、あれこれ。



西梅田に着いたら、またごった返す人。
振替運行とやらで難波方面からやってきた人たちだろう。
その人たちが中々電車から出れないから、私たちはその電車に中々乗れない。
大国町に着いたら着いたで、乗り換えの御堂筋線を待つ人々で案の定ごった返す。


ようやく、天王寺に辿り着く。
改札出るまでに、また人の波。


ほんと、疲れた。

そして、思った。
日々何気なく過ごしていて、過ごしているなんて実感も無いまま時は過ぎていく。
そういったものの積み重ねが、人生で、人生においてはタイミング、選択、こういった些細な事が人生を大きく左右するんだろうな。
そして、しくじった時思う、あの時あぁしておけばよかった、と。