涼宮ハルヒの消失

原作未読のアニメしか見てないにわかだけど、「消失」がなんでみんなに支持されてるのかがすごくわかった。
もう一回みて細かいところまでじっくりみたいと思った久々の映画だった。
2時間40分?の超絶長い映画だけど、長さはあまり気にならなかった。

初めてテレビ版見たのは、ハルヒブームがとうに過ぎ去ってからで、
あんだけブームになってしまうと、どうせ萌え要素だけなんでしょ?的な先入観で避けてた私が言うのもなんですが、アニメだからって倦厭してるのは本当もったいない。
演出とか、キャラ設定(しかもアニメだと超お約束設定)とか、ストーリーの構成とか、話のぶり返し方とか、そんじょそこらのドラマより絶妙だと思う。


去年、ハルヒ第二期が放送決まって、新作じゃなくて時系列順の再放送って聞いてがっかり・・・
で、まさかの新作「笹の葉ラプソディー」で大歓喜
そして、終わらない「エンドレスエイト」で悪い意味で衝撃・・・
ハルヒ熱が若干冷めた感も否めないまま消失鑑賞。

ハルヒ熱が冷めたと言っても、結局、初日に見に行ってしまう自分が悔しい。
ブルク7の7時半くらいの回に行ったんだけど、満席。
その前の公演も全部満席だったらしく、ハルヒってやっぱすげーなwと関心。
前売りを2日前に座席券に交換してたおかげでもう超絶文句のないど真ん中で見れた。



以下、鑑賞所感ネタバレあり


・なんか変に劇場版仕様になってたりしたらどうしようといういらん心配をよそに、いつも通りのキョンの語り口でいつも通りに物語が進んで安心した。
・OPにが一期の「でしょでしょ」だったから、ワクワク感が倍増してしまった。
・今回のみくるちゃんのコスプレはミニスカサンタだった。
・みくるちゃんのパンツを見れたのがキョンだけだなんてずるいぞ。
・改変前と改変後のコントラストが絶妙だなと思った。
キョンの同様っぷりが大いに伝わってきた。
キョンの妹がいちいちかわいい。
鶴屋さんはかわいいけど「にょろ」はやっぱり受け付けない。
・改変後の長門がかわいすぎて反則もん。
・特に最初に部室でキョンに詰め寄られるシーンはもうエロすぎ。
長門が図書館のシーンだけは覚えてたのは、言葉として出てきてないけど、長門の気持ちがよくわかった。
・朝倉の鍋(おでん?)を食べるキョンに触発されて、帰りにおでん買って帰った。
・まさか谷口の一言で物語が急転換するだなんて!
ハルヒ他校バージョンが結構かわいかった。
・やっぱりジョンスミスで笑ってしまう。
・放課後、部室で待ってる長門が後回しにされてくのがかわいそうだった。
・でも、きっとそういう部分が「長門なら待ってる」とか、「困った時の長門頼み」的なキョンの無意識な思考に繋がってるんだなと思った。
・改変後の世界で初めてSOS団メンバーが揃ってくシーンと見覚えのあるやりとりは思わず微笑んだ。
・入部届けを返された長門の悲しそうな表情で胸が痛くなった。
・改変前の長門が「時空間移動が成功する保障はない」とか「プログラムは一度きり」だとかの説明に勝手に長門が改変後の世界を望んでるのかな?とか思ったりした。
キョン自問自答の下りはちょっと長かった気がする。
キョンハルヒに振り回されてうんざりしてるって気持ちは、あのエンドレスリピートの「エンドレスエイト」があったおかげでに激しく共感できた。
・3年前の7月7日に戻ってくるあたりはストーリーの妙だなと思った。
・大人版みくるちゃんが結構登場シーンが多かった。
・みくるちゃんの「長門さんが苦手」発言の意味がよくわからなかった。なんで苦手なの?教えてえろい人。
・3年前の長門が時空改変者の名前を口にしたときにサイレントになって、真相を先延ばしにしたけど、キョンとかみくるちゃんの表情とか言葉でその時点で犯人が分かってしまう。安直に名前を明示されるよりこっちの方が余計に切なくなった。
キョン長門の置かれた立場とか、自分が長門を頼りにしすぎてたのを気付いてそれを切々と語ってるところがまた苦しくなった。
・朝倉のキレっぷりは相当な見所。
・小説読んでないから刺されてびびった。
・ナイフを振り回して、飛び散った血と血がかかった長門の脅えた表情が頭から離れない。
・「俺もこっちの世界を必死で守る立場になった」的なキョンの言葉が印象深かった。
・寝てるハルヒに愛おしそうに触れるキョンにキュンとした。
ハルヒが目覚めてすぐ、ボサボサな髪とか身なりを気にしだしてるところがまたかわいい。
キョンの「・・・雪」にドキッとした。
・最後の長門の「ありがとう」の一言がすごい。映画のラストの一言で、色々な感情が起こったのは久々だ。
・エンディングがまさかのアカペラで始まり・・・そして最後までアカペラ・・・
・エンドロールで帰る人は一人もいなくてわらった。
・最後の長門でまたキュンとした。


とりあえず原作買って読んでみようかなと思った。